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個別サポート塾「翔」―サポショウ―

不登校塾

不登校からの新たな一歩。
沖縄県那覇市首里で不登校の小中学生を対象とした「個別サポート塾「翔」―サポショウ―」がある。一対一で子ども達に寄り添い、それぞれの課題に合わせたサポートをを行っている。

目次

元小学校教員がはじめた塾

名嘉山 兼翔(なかやま けんしょう)

首里平良町出身・城北小学校卒業。
元小学校教員(教員歴12年・令和4年3月退職)

サポショウ代表の名嘉山兼翔さんは、以前小学校の先生を勤めていた。
36歳のとき、大きく二つの理由で学校の先生を辞めた。

一つ目に、名嘉山さんが「やるならとことんやる!」熱血系先生だったこと。
忙しいことで自分の思うような教育が出来ず、そんな中で子ども達と関わりながら、もう少し時間を掛けてあげられたらという場面がいくつかあった。

二つ目に「俺の人生はまだ挑戦できないか」という想いからだった。
子ども達には「チャレンジだ!」と声掛けをするものの、自分自身はどうなんだろうと思うことがあった。大人である自分が挑戦し続けることで、子ども達にも共感を伴った声掛けが出来るのではないかと思った。

この二つの理由で名嘉山さんは12年間の教員生活辞め、サポショウを始めるきっかけとなった。

不登校の子にはどういう子が多い?

不登校児の多くは「学校生活で自信を無くす子」が多いと名嘉山さんは感じている。
サポショウの利用者には、放課後の時間に来る子もいるが、学校教育の中で自信を失ってしまう子がいる。
今までは親御さんも「学校しかない」という考えから、学校に行かせないと!と無理やりにでも学校に行かせていた。
しかし今では、インターネットやSNSによって選択肢が増え「学びの本質は学校だけか?」という考えが広まってきたこともあり、学校以外の選択肢を選ぶ人も増えてきている。

子ども達に勇気と自信を

サポショウでは子ども達に勇気と自信を育むサポートを行っている。
子ども達はいつか必ず「(俺も)私もやろうかな!」という時がくる。それがいつ来るのかは誰にもわからない。しかしがんばろうという原動力は、それまでの成功体験や失敗した時に培った強さが重要となってくる。その根底となる自信を育むことを目的にしている。

子ども達一人一人課題が違うので、それぞれに合わせて親御さんと連携しながらサポートしている。
子ども達の自信が育ち、成長していけば、次の課題、ステージに進んでいく。その時、サポショウにずっと居続ける必要はなく、そんな子ども達を名嘉山さんは次のステージに送り出す、卒業していくことがゴールと考えている。

卒業生「漢字がとにかく苦手な子」

サポショウを卒業していった子ども達の話。

一人は、漢字が苦手で国語が嫌いな子。
サポショウでは、どう自信を育てるかを考え、ある一つのテストに向け、全力で親御さんと共にサポートを行った。
テストを終え、結果が来る前にその子に
「今どんな気持ち?」と聞くと、
「95点だったらどうしよう…」
というものだった。100点を採る気持ちでテスト結果を待つ、そのドキドキが出来る経験がその子自信につながった。
そしてテストの結果、初めて100点を採れ、その後は学校でも活き活きとした姿に変わり、今では国語が得意科目になったそうだ。
出来ないのではなく、単純にやり方が分からなかったり80点くらいで妥協していた気持ちに名嘉山さんが伴走できたことがその子を変えたのだ。

卒業生「自信も気力も無かった子」

もう一人の子は不登校で、初めて会った頃は自信も気力も無かった。
その子には勉強を教えるだけでなく、「やろうぜ!」「ここは少し踏ん張ろうぜ」「まず一歩!」といった言葉掛けをするようにしていった。ただ本人の元気が無くなっているようであれば少し下がって寄り添うように、その子の様子を見ながらゆっくりとサポートを行った。
夏休み明けのタイミングで、その子の様子の変化に気づいた名嘉山さんが、
「もしかしたら学校に行けるんじゃないか」と聞くと、
「ちょっと…はい」
という言葉が返ってきた。
名嘉山さんは、必ずしも学校に行かなければならないという考えではないが、今はこの声掛けがその子の背中を押すのではという思いからだった。
それからは学校に行けるようになり、親御さんからは今でも時々休むが、本人なりに目標も持って頑張っているという後日談もあったそうだ。

ちなみにレポーターの喜納さんの子どもも今無料体験を利用している。終わって帰る際、話下手な子どもから「とても有意義だった」という言葉だけが返ってくるという。それに合わせて名嘉山さんからのレポートもあり、親としても安心しているそうだ。

家族の役割

不登校児を抱える家庭では子どもに対し、父親が厳しく接し、母親が子供に寄り添おうとする家庭の形もある。
それに対し名嘉山さんは、
「家庭の教育方針もあるので一概には言えないが、厳しさの役割も必要と思う」と話した。
いま世の中では「無理しなくていい」「好きなことをしたらいい」という考え方が広まってきている。その考え方は確かにそうであるが、世の中はそんなに優しくない。力強く生き抜いていくためにも厳しさを伝える人、優しく寄り添う人という家族内の役割があっても良いと名嘉山さんは考える。
また家族間だけでは難しい場合もあるため、達観的な意見を外からもらうことも大切になる。
名嘉山さんが教員時代は、ご夫婦で来られた親御さんからの相談に対し当たり障りのない返ししかできなかったが、今は自分自身の信念をご夫婦それぞれにしっかりと伝え、子ども達に寄り添ったサポートに繋がるようにしている。

我が子の将来の自立のために

子育てや教育で悩むとき、思いがあるからこそ悩みが深くなることは多い。情報は溢れ、子育てに正解が無いことでどうしたらいいか分からなくなる。そんなとき一番大切にしてほしいことは「我が子の将来の自立のために何が必要か」に、戻ってほしいと名嘉山さんは言う。

例えば学校で何かあったとき、学校への不信感から学校をどうにか納得させたいになっていることがある。我が子のことを思えば悔しい気持ちを押さえ、本来考えるべき問題に戻れると思う。

将来の健やかな成長、社会的自立、強く生きていく力をどう育てるかを親御さんには忘れないでもらいたい。そしてその他ために勇気をもって一歩外に相談してほしい。

「個別サポート塾「翔」―サポショウ―」の詳細

那覇市の教室に通える方(沖縄県那覇市首里平良町2-48)
対象年齢、学年は、小学1年生~中学3年生
月4回無料体験中(2024年6月取材当時)

サポショウについてはこちらから
https://support-juku-sho.com/

インタビュー動画はこちらから

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