ママの体験シェア会を開催しています。
オンライン開催なので全国どこからでもご参加いただけます。
子ども第三の居場所HOPE ~誰でも安心して過ごせる居場所~
子ども第三の居場所HOPE(以下 HOPE)では、小学生~高校生を対象に、学校が苦手な子ども達を中心とした個別支援として、主に少人数での子ども達の居場所つくり、母と子の個人面談や登校支援などを行っている。
また地域向けイベントとして夏休み企画やクリスマス会など、地域と繋がる施設運営を目指している。
利用児童の母親からは「自分から(自分のことを)言わなかった子が、言うようになった」と、HOPEを利用してからの子ども達の変化の声も寄せられているそうだ。
子ども第三の居場所
「子ども第三の居場所」とは、日本財団が様々な困難な状況にある子どもたちを支援することを目的としている事業で、HOPEはその補助を受け2023年10月開所。
運営する一般社団法人FUTURE Sports&Culture Academyは、糸満市や豊見城市で放課後児童クラブや保育園、キッズサッカーの運営も行っている。
学校との連携
利用者は糸満市内外は問わず。現在、学校が苦手で日中HOPEを定期利用している児童は10名ほど。利用者には市外の児童もいる。
そんな子ども達のサポートには学校との連携が必要となる。学校回りをしながら、HOPEに出席した日は学校でも出席扱いに出来ないか、月一回の情報交流が出来ないか等、連携を図っている。
※出席扱いの承認を得ている小学校もあり
支援員の小濱さんのお話
HOPEで業務主任を務める小濱理加さん。HOPEに入るきっかけは代表の高野晃一さんから「放課後児童クラブや保育園などだけではどうしても救えない子ども達がいるから、その子たちの居場所を作りたい」という声かけからだった。
小濱さんは幼い頃、貧困家庭で育ち、父親がお酒にはまり仕事に就いていなかった為、母親の口癖はいつも「お金がない」だった。そのことがきっかけで、小濱さん自身「お金がない」を前提に行動するようになっていった。大人になっても、貯金があってもお金に執着し、自分の本当にやりたいことを見つけきれずにいた。自己肯定感が低く、母親として「○○でなければ」とイライラすることもあった。
そんなときに出会ったのがヨガだった。執着を手放すことをヨガで学び、体と心は繋がっていることを知り、自分を大事にしようと行動できるようになった。
「選択肢は自分を知っていないと選べない」
子ども達には色んな選択が出来るよう、高校生には就職や進学などの進路を決める際、職場体験などを通じて一緒に将来を考えていければと考えている。
ボランティア募集
一緒に子ども達と活動する支援員ボランティアを、年齢問わず募集している。多世代交流のできる場にしていきたいと考えている。
実際にシニアボランティアを行う、糸満市内在住70代の方に話を聞いた。
昔国連の仕事で海外に行っており、内戦状態の中、寺子屋などの来ている子たちと交流があった。その経験から仕事を引退し、知人の紹介でHOPEを知り、ボランティアで関わるようになった。
「子ども達が興味ありそうなことを自分で考え、子ども達に勉強を教えられるよう小学生の勉強も学びなおしている」
と、嬉しそうに話した。
その他、HOPEが行う保護者に寄り添う活動
ママ、シニア世代向けの「HOPEのヨガとゆんたく会」を実施。自分と向き合う時間に、エネルギー充電のきっかけになればと実施している。
また不登校児を持つ親御さん向けに、糸満市内で活動する「ママがいっぱい笑った俱楽部」の副代表もスタッフとして在勤し、保護者の相談業務も行っている。
「学校への行き渋り時期は一番つらいと思う。早い段階で支援に入れば引きこもり防止にも繋がる」
と小濱さんは話している。
利用に関して
活動内容は朝来たら子ども達自身で決めてもらっている。また親御さんとは3か月に一回面談をしつつ、子ども達に合った支援を行っている。
利 用:登録制
利用料:無料(ただし昼食代300円)
※2025年度より利用料を検討中
利用日:月・水・金曜 10:00~18:00
送 迎:市内であれば迎え有(帰りは各自)
ホームページはこちらから