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ママの体験シェア会開催情報

ママの体験シェア会を開催しています。
オンライン開催なので全国どこからでもご参加いただけます。

【神谷倫子さん】大切な人を失い、ぜったい妥協しない人生を決意

現在、3人のお子さん(13歳、11歳の女の子と7歳の男の子)を育てる神谷倫子さん。(以下、MICHIKOさん)
2024年3月に一般社団法人ウィルグループを設立。「幸ぱんセレクト」というママ会を開催、また起業応援コミュニティ・Sollも主宰。華々しく活躍する姿がまぶしいMICHIKOさんだが、ここに至るまでには「夫との死別」という大きな出来事を乗り越えてきた。

目次

シングルマザーになったきっかけ

幸ぱんセレクト(以下、幸ぱん)は
パンをつまみながら、ママたち一人一人が自分のことを話すママ会です。幸ぱんを立ち上げるまでひとつひとつステージをあげていった感覚があります。
まず最初のきっかけが夫の死別です。
2017年(7年前)、子どもが7歳、5歳、7か月の時に、シングルマザーになりました。私は当時35歳。
夫はこの2、3年前から、仕事で壁にぶつかっていました。相談したり、誰かに頼ったりすることができず、精神的に病んでいきました。そんな日々が続いき、眠れなくなっていました。ある日、自傷行為に発展。病院を受診し鬱の診断も受け、病院通いが始まりました。
「当時の彼は仕事の事、子どもの事、責任感から自分の今の状況と戦っているようでした。仕事は職場に問い合わせ強制的に休ませました。」
家族にも職場にも「申し訳ない」と思っているようでした。「最後は倫子と子どもたちを幸せにするために命を断つ決断をしたんだと思います。」

彼は33歳。バリバリの働き盛。
病気と戦っていた10カ月間。私の彼の支え方はどうだったんだろう?
子どもが増えていくごとに夫婦げんかも増えていた。今までの家族の生活はどうだったんだろう?
旦那様が亡くなった時「幸せな、彼の笑顔が思い出せなかった。」とMICHIKOさん。

周りからの愛情に気づく

罪悪感、後悔、不安、、自分を責めつづけました。
彼がいなくなってから2年間ずっと。こんなに自分を責めていたことは子どもたちは気づいていないと思います。
でも、勝手に涙が出てくることもあって、敏感な次女はいつも声をかけてくれました。
「ママ大丈夫?」と。
自分を責め続けた2年間。
でも、子どもたちだけではなく、周りのみんなが静かにそっと私に幸せを注ぎ続けてくれていたんです。昔からの友達が「みんなで子育てしていこうね」と声をかけてくれたり、わたしがパン好きだと知っている友達がたくさんパンを買ってきて玄関のドアノブにおいていってくれたこともありました。
大きな出来事が起こったわけではないけど「自分って愛されてるじゃん!」「全部じぶんでせめてるじゃん!」って気づいたんです。そう気づいてからMICHIKOさんの人生がガラッと変わっていった。

自分の人生に大切なものを考え始める

人からの愛情で今の生活がある。生きていること・幸せに「ありがとう!」と思えるようになった。
これが土台となり「自分の人生には何が大切なの?」と考え始めました。
「だれも私のことを責めていない。」「旦那さんの分も何倍も幸せに生きていきたい!」そう思うようになっていました。このころから「会社員は違うな」という想いや、「自分の健康・自分の為に時間を使う」事をするようになった。
「生きているだけで幸せだった。」とMICHIKOさん。

日常にもっと幸せを溢れさせたい!

MICHIKOさん自身が安定していき、生きていることに幸せを感じられるようになってくると、もっともっとわくわくする行動をしたくなったそう。
運動を取り入れようと、近所の無料トレーニングスペースに通うように。
「おじいちゃんおばあちゃんに混ざって運動してました。」
ここで走っている時間が瞑想・妄想タイムになり、楽しいことをたくさん考えながら走っていたそうです。

ここでは「起業したい!」とは思っておらず、「なにかしたいな」「私が元気になった姿をみんなに見せていきたいな」と考えていたMICHIKOさん。具体的に「なにをしたらいいかわからない。」と思っていたとき「ボランティアならできる!」とひらめいた。
それから地域や学校、刑務所での慈善活動などに積極的に参加。どんどん行動していくことがとっても楽しかったそうです。子どもたちに幸せな姿を見せることができるようになっていました。


この勢いでミセスコンテストにも応募!
あえて舞台に立つことを決めて、自分を鼓舞していたMICHIKOさん。
「スピーチでは泣いてしまったけど客席から子どもたちが「ままー!!」と応援してくれた。とっても満足しています。」
「パパがいなくても、ここにママがいるじゃん!って」
2年間、後悔し続けていた日々から、ここまでにすごい変化が起こっていた。

新しい人間関係・新しい環境

自分が安定し、さらにたくさん行動してエネルギーがたまったMICHIKOさん。
めちゃくちゃ楽しい!溢れた幸せを独り占めせず、循環させたい!と思うようになったそう。
そこで、関わる人を変えていき、今までの世界では出会わない様な、社会に影響力のある社長さんたちの中に入っていくようになりました。
起業を学んだり、起業している人に会いに行ってみたり。
すると、「誰かのために」と動く人たちに多く出会い、一緒に行動していった。
「新しいことに飛び込むことがとってもワクワクだった!」

新しい出会いの中で、大きな志を持った起業家さんに出会う。
その方から「遊び感覚でいいからママ会をやってみたら?」「おもてなし感覚で、どうよろこんでもらう?を考えてね。」と言われたことをきっかけに、大好きなパンとママ会を合わせて始めたのが「幸ぱんセレクト」でした。行動したから出会えた!いろんなマインドを知り、自分の生きたい場所に行けるんだ!と分かった。

人生のテーマを全力で体現

今、MICHIKOさんは人生のテーマとして「自分の幸せ・自分の人生に絶対妥協しない」と決めているそう。
2020年に起業して、パンを食べながら話す、おしゃべりができる場として「幸ぱんセレクト(ママ会)」を丸4年続けています。2年ぐらい1人で主催してきましたが、今は11名の主催者が沖縄各地におり、北部中部南部で開催しています。子連れで参加できるママ会です。今はシッターさんもいて、ママたちがお子さんのことを気にせずおしゃべりできる場になっています。
みんなでパンをシェアしながら、一口ずついろんなパンを食べられるだけでも幸せしかない!
「まずは自分が無理をせず、楽しむことを全力でやっていました。」
来てくれる方の声をたくさん取り入れていったことで、ママ会に幸ぱんならではの価値をつけていくことができた。
自分が我慢しないことと参加してくださった方が満足してくれることを大前提といていることが、これまで幸ぱんが続いてきたポイント。
「これからは沖縄だけでなく全国へ広げていきたい。」と、今後のビジョンも明るい笑顔で語っていた。

あとがき

たまったエネルギーを循環させたい!と仰っていたMICHIKOさんの姿は、2年間後悔したり涙を流していた姿を想像できないほどパワフルでした。また、シェア会のあと、実際に幸ぱんセレクトに参加したり、MICHIKOさんと交流のある方から、「MICHIKOさんは顔を合わせる前から言葉を選んで丁寧にコミュニケーションをとってくれた」「MICHIKOのいいところは一人一人を大事にしているところ」などといった声が。それに対して「みんなに直接こうやってありがとうといってもらえる、こんな幸せはない♡」と仰っているMICHIKOさんの姿に人柄がにじみ出ていて、この素敵な人柄が大きな変化の根底にあるのかなと、こころが温かくなるシェア会でした。
2024/06/03

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